プレコンセプションケア最前線｜卵子凍結ができる全国の病院・クリニック特集

プレコンセプションケア（プレコンケア）とは？

妊娠を計画している女性が妊娠前に健康的な状態を維持するために行う医療的・栄養的な対策やケアのことを指します。

これには、適切な栄養摂取、運動、禁煙、アルコールの制限などが含まれます。代表的なものでサプリメントの摂取が挙げられます。

妊娠前のケアは、胎児の発育や妊娠中の合併症のリスクを減少させ、健康な妊娠と出産を促進するために重要になります。

知っておきたい！プレコンセプションケア/卵子凍結

@mirai_hc

東京都では、2023年9月より18〜39歳の女性を対象とした卵子凍結に関する費用を助成する事業（上限30万円）が開始されました。これには、当初の想定を大きく上回る約9,000人が説明会へ応募しています。

パートナーがいない、妊娠したいタイミングが決まっていない、そのような状況でも受けることができる卵子凍結、その助成事業に興味をもつ女性が多数いることが分かります。

2022年4月から不妊治療が保険適用になり、政府は少子化対策の一環として、将来子供を持ちたい女性の経済的負担を支援する取り組みが進められています。

女性には2つのタイムリミットが存在すると言われています。

20代で排卵した卵子と40代で排卵した卵子を比較した場合、40代で排卵した卵子ではミトコンドリアが少なく卵子の質が低下、また染色体異常も増加しています。

母の年齢と出生数・流産率の推移を見てみると、35歳を境にグラフに変化があらわれます。

パートナーがいない、バリバリ仕事に取り組みたいなど理由は様々ですが、のんびりしているとこれらタイムリミットのラインを超え将来、不妊やリスクのある妊娠を伴う可能性があります。

健康な女性が、加齢とともに妊娠することが難しくなることを懸念し行う場合の卵子凍結をいいます。

パートナーの決まっていない女性が主な対象となります。
加齢により卵子の量と質の両方が低下してくることから妊娠が難しくなると考えられています。

ノンメディカルな卵子の凍結はこうした加齢の影響に備えておくものになります。

なにより自分の体としっかりと向き合う、そして質の高い生活を実現するために、食生活や運動といった基本的なことから改善していく必要があります。

また、妊娠準備に適した体を維持するために、抗酸化サプリメントなどで20代から卵子ミトコンドリアに意識して栄養素を補給することも有効です。

20代のうちから取り組むことは決して早すぎることではありません。理想のライフプランを実現するために早いうちからプレコンセプションケアは必要です。

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